理事長便り(2024年11月)
理事長便り(2024年11月)
ようやく秋らしい季節になったかなと思う間もなく、厳しい冬の気配まで感じさせる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、豊かな秋を楽しみたいところですが、当大学ならではのイベントが続き、忙しい日々を過ごしておりました。
1~3日には秋の常盤祭が開催され、春の清陵祭に続き、現役学生に富丘会を知ってもらおうということで始めた同窓生の作る人気の美味しい平塚のカレーパンと揚げパンを販売して今回もとても好評でした。
9日には、横浜国立大学創基150周年・開学75周年記念式典が、桜木町のはまぎんホールで開催され、学長から長い歴史を踏まえ、これから知の統合型大学として世界水準の研究大学を目指すという大学への熱い思いのお話がありました。また、森ビルの辻社長の都市開発を通じて得た貴重なお話や、横浜国大らしい個性・世界観をつくり、これからも益々発展してほしい旨の記念講演や、日本一にもなったアカペラグループ「夜にワルツ」の5曲の歌唱もあり、和やかな中にも未来を期待させる会となりました。
10日は、横国デイで、先ずは社会科学系創立100周年式典・記念シンポジウムが開催されました。学長のご挨拶や来賓の祝辞もあり、私も改めて100年の歴史を振り返るため50年史や80年史にも目を通して一言ご挨拶をしました。
関東大震災から立ち上がるように1924年に横浜高等商業学校がスタートし、今日まで幾多の困難や節目を乗り越えて発展してきた中で、私たち富丘会もそれに並走する形で、大学への募金をはじめ学生等へ様々なご支援を続けてきたこと、そしてこれからは社会科学系の学部や院としてリスキリング教育にも力を入れていきたいとお聞きしていましたので、お役に立てることがあればできる限り同窓生と一緒になって協力していきたいとお話ししました。
また午後からは、2023年度のYNUプラウド卒業生の表彰式があり、大学と3つの同窓会からの推薦を受けて田近洵一、蛭田史郎、畑中 誠、稲葉浩志の4名が顕彰されました。社会でご活躍されている、後輩にも伝えていくべき卒業生の皆さんです。その他ピアノ演奏会やグリークラブのコンサート、最後に第一食堂での交流会他盛りだくさんの催しがありました。
15日には、恒例の横浜国大経済人の集いが、日本工業倶楽部会館で開催されました。EY Japanの瀧澤徳也様から「サステナビリティ経営の潮流」についてご講演いただき、企業の役員はもとより、起業した若い経営者・法曹界・会計人など60名近い参加者で、懇談時には、各所で名刺交換や交流もあり大変楽しい会となりました。
また、16日には横浜国立大学ビジネスプランコンテストの決勝が、関内のYOXO BOXで行われ、激戦の中、留学を全面的に支援するSmiRingが優勝を勝ち取りました。皆さん、約半年間、事業センスを磨ける本コンテストに参加して大きな成長を遂げたのではと思い、諸先輩がスタート時から富丘会として支援を続けてきて良かったなあと実感しています。