2015/05/22
理事長便り
平成27年度の方向
5月の半ばは日中こそ夏を思わせますが、朝夕は過し易く、青葉・若葉が繁り、一年中で一番良い時節に感じられます。
富丘会の平成26年度の決算もほぼ集計され、会費収入が予算に対し107万円の未達となりました。残念ながら前年並みという目標は達成出来ませんでした。
この会費の減少傾向は以前から続いており、20年前の会費収入は約2,000万円。10年前が約1,500万円、5年前が約1,000万円、そして昨年度が903万円と減少傾向が明らかです。特に若手会員の納入率低下が顕著です。
今年度は、「収入見込みに合わせて活動レベルを設定し、単年度毎に帳尻を合わせる」という今までの形を変え、多少の赤字とはなっても若手の会員の参加を促すために将来を見据えて"先行投資"をすることとし、その方向で平成27年度予算を作成し理事会の同意を得ました。予算は評議員会に回ります。
平成27年度は新規の活動費として、470万円を計上し、
1.新入会員のための活動
2.若手会員のための活動
3.地域富丘会のための活動
4.職域富丘会のための活動
5.ゼミ会のための活動
6.留学生のための活動
などを一つ一つ積み上げて若手にとっても参加したくなる富丘会としていくつもりです。
ホームページ作成にも、100万円を計上し、アクセスしたくなるホームページに作り替える予定です。ゆくゆくは郵送費を伴う紙媒体での通信はどうしてもそれを必要とするものに絞って行きたいと考えます。
これら新規活動の追加と同時に、次のような今までの活動を今後も同じように続けるかどうかを総点検するつもりです。
1.年次総会について
2.連携講義について
3.就職相談について
4.ビジネスプランコンテストについて
5.謝恩会への金銭の支援について
6.その他の支出について
富丘会の活動を、20世紀のかたちから、21世紀のかたちへ転換することが必要になります。
この4月に入学した学生の富丘会への入会は、本日現在で230人を超え、入学者の約45%で700万円の入金です。新入会員が、富丘会に入って良かったと思える活動を始めなければ思っております。
富丘会の活動を活性化するには会員一人ひとりの活動への参加が不可欠です。6月21日の総会に参加して、富丘会のあり方について意見交換していただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
以上
2015年5月22日 梅 原 一 剛