横浜国立大学社会科学系同窓会

富丘会について

梅原理事長
2015/02/20

活躍する地域富丘会

富丘会は組織強化を目指して、2015年にはゼミ、地域、職域、同期会、クラブ・サークルなどの関連で活動を行っている人達との連携を深めて行くことを決めました。その一環として私自身は地域富丘会の会合2つに参加して皆様のご意見を伺って来ました。
まず、1月24日、静岡市で開催された静岡富丘会総会に参加。
昭和20年(1945年)卒業の村上さんから平成25年(2013年)卒業の松尾さんまで、卒業年度が68年も違う会員がイコール・パートナーとして集えることは素晴らしいことと思います。
さらに、経済・経営の枠を超えて理工学系同窓会連合や友松会の方々にも参加していただいておりました。
講演には富丘会の理事である日経新聞の竹岡さんが招かれ、「中国の政治、経済情勢と世界について」と題して話しました。中国・インドを中心としたアジアが世界の経済成長に寄与している現状を数字を交えて説明。ただ、その中国でも生産年齢(19歳‐59歳)人口が2012年から減少に転じたこと、そして所得分配の不平等度を示すジニ係数(0が完全平等で1に近づくほど不平等)が、日本の0.32よりずっと高い0.481で危険ラインの0.5に近づいていること、資産格差では0.7以上との試算もあることなどを紹介し、その経済格差への不満の高まりが習近平政権の反腐敗運動に結びついていると分析していました。
静岡富丘会総会は、最後に高商の応援歌"輝く白亜"、"横浜高等工業学校校歌"、そして、学生歌"みはるかす"を歌って終会となりました。
2月14日には名古屋で開催された東海富丘会総会に参加しました。
名古屋では富丘会と理工学系同窓会連合が別々に総会を開き、その後で懇親会を一緒に行なう形でした。東海富丘会総会での講演は、石山経済学部長が「ヨーロッパ統合と戦後経済再建」というテーマで、第二次世界大戦後のヨーロッパにおける地域一体化としての連邦主義の流れから現在のユーロ危機に至るまでの経緯、そして経済危機とヨーロッパの相対的地位の低下への対応として、統合が深化せざるを得ない姿を説明してくれました。
静岡にしても、名古屋にしても、地元の企業で働く会員が活発に活動し、転勤してきた会員が地域へ溶け込む際の案内役も果たしてくれていることは素晴らしいことです。
3月17日には、今年の富丘会総会に向けて幹事会が開かれます。卒業年次毎の幹事の皆さんに集まっていただき、今年の総会だけでなく、今後の富丘会総会のあり方についてもご意見を伺いたいと思っております。
この4月からは、新入生に富丘会費3万円(年会費10年分相当)を入学時に支払ってもらうことにしました。
新入生にとって3万円以上の価値のある富丘会活動をすることが我々の役目と考えております。みなさんの知恵とエネルギーを富丘会は必要としております。よろしくお願いいたします。
まだ寒さが続きます、お体を大切にお過ごしください。
以上
2015年2月20日:  梅 原 一 剛
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