2017/03/21
法科大学院の窮状を救い、地元神奈川に貢献しよう!!
横浜国大に法科大学院ができて10年近くになります。約150名近い皆さんが法曹界(特に弁護士として)で活躍しています。法学部が無い中、良く努力してきたと感じていました。
ところが近年、文科省の運営の問題もありますが、法科大学院への受験者数、入学者数の減少に伴い予算が大幅に減額され、存亡の危機に直面しています。法科大学院も減少し、神奈川に唯一つ残った大学院になりました。
今回、日曜日にも関わらず、神奈川弁護士会の皆さんが70名、学長、副学長、大学の先生方も集まり、支援の会を立ち上げました。そこでは弁護士になられた若いみなさんの声を直接聞くことができました。
宮崎から来られた方は、「高校、大学と中程度でした。司法書士くらいと思って大学院に入学したが、先生や、先輩の弁護士の皆さんの熱心な指導のお陰でモチベーションが高まり、どうしても弁護士にと猛勉強して合格しました。」
またSさんは、「社会人で働き、事故に遭い、手足が動かなくなりました。会社も辞め、生きる道は弁護士しかないと思い横浜国大の大学院に進学、大学院の先生やボランティアの先輩弁護士の丁寧な指導のお陰で、日本で初めて音声認識ソフトを利用した受験を行い、無事合格することができました。法科大学院が無ければ今の私はありません」と感動する話でした。
富丘会としても、こうした皆さんの窮状を理解し、法科大学院の灯が消えないよう、積極的に金銭的な支援と、県庁、地元の企業などから派遣してもらえるように、働きかけるとともに、法学部のある神奈川大学、関東学院大学とも連携をとり、受験者数を増やすためにも行動を始めたところです。