5月の横浜港クルーズの開催を通じて
今年度、大学の新入生・学生向けに、従来富丘会だけで実施していた「横浜港クルーズ」を3同窓会・校友会が合同で実施することにしました。
本来の趣旨は、横浜国立大学に入学した学生に、横浜を好きになってもらおう、また横浜をキーワードに大学に誇りをもって勉学に励んでもらいたいというものでした。
世の中で5月病などと言われる時期ですが、5月24日、26日の2回に分けてクルーズ船に乗船しました。乗船者数は、スタッフを入れ300名を超す大盛況でした。最初は動員に遅れ不安なすべりだしでしたが、各同窓会の皆さんの努力によって素晴らしい企画になりました。
富丘会の鯉沼副理事長の名調子で、寒村であった横浜が、ペリーの来航から開港し発展してきた歴史を交えての解説があり、大いに歴史の勉強となりました。また本牧埠頭やベイブリッジの下を通過して、みなとみらい21の綺麗な夜景に、若い皆さんからも歓声が湧き上がりました。学生のご家族も、大学の同窓会がこんな楽しい企画をしてくれているのだ、と改めて感動していました。
また遠くアフリカ、中国はじめ様々な国からの留学生も交え、学部の違う学生同士の交流の場になりました。日本語がまだ不案内な留学生へは、石原事務局長からの流暢な英語での注意事項など、(流石元三井物産)を説明したりと、天候にも何とか恵まれ2時間のクルーズに堪能しました。
学生の皆さんから、入学時に各同窓会や校友会が会費を取るようになり、それに応える企画は何と考えてきましたが、この横浜港クルーズが一つの答えとなり、大学生・留学生・家族という大きな輪から、学部・同窓会を超えた絆になったような気がします。
今後とも、こうした企画を富丘会から発信し、有意義な企画・運営に結び付けていくような活動を推進していこうと思いを強くしました。事務局、理事をはじめ多くの皆さんの協力を得たことに感謝します。
富丘会 理事長 宮田芳文