今後の「横国Day」に期待したいこと
初の大学主催となるホームカミング・デー「横国Day」が、10月14日(土)に開催されました。経営学部の泉先生が実行委員を務められ、大勢の皆さんが参加しました。
① 経済・経営学部では、その歴史などについての展示や、現在の教育内容などの解説がありました。②学長からの挨拶では、毎年国の予算が削減され経営は苦しいが、グローバルエクセレンス大学を目指し改革努力を継続してきたこと、引き続き同窓会からの寄附に期待していることなどが語られました。③横浜銀行の川村頭取(57年経済卒)のご講演では、神奈川地域の現状と発展のための地銀戦略について語っていただきました。
その他、④グリークラブの研鑽を積んだ演奏、⑤川上敦子さんの素晴らしいピアノ演奏、⑥大きな成果を上げてきているクラブ活動の紹介等が行われました。どれもコンパクトにまとまって興味深い内容でした。企画・運営にかかわった皆様、ご苦労様でした。
残念だったのは、大学の現役の教授の参加が非常に少なかったことです。演出も卒業生によるところも多く、大学と同窓会双方の協力で成り立っていたでしょうか。地域の皆さんや高校生からも横浜国立大学に行きたいと感じ、卒業生から昔と違い進歩している何かを認識させるようなものがもう少しあると良かったと思います。
大学として、最先端の研究や教育内容が他大学に比べて優秀であり、それを同窓会の卒業生に理解してもらってこそ、初めて寄附したくなるような環境が整うのではないかと思います。
「横国Day」を通じ、大学の先生・教員全員が参加し、大学そのものを理解してもらう機会をもう少し具体的に演出していただきたいと感じました。来年の「横国Day」に期待したいですね。
富丘会 理事長 宮田芳文