2013/11/23
2013年を振り返って
2013年も残すところわずかになりました。この夏が暑かった分、冬が寒くなりそうで心配です。さらにフィリピンのルソン島を襲った台風30号は最大瞬間風速が 105メーターだったそうですから、天気の神様が我々人間の勝手な生きざまに立腹しているのかもしれません。
2013年は、富丘会では一般財団法人に移行した年でした。定款にもありますように、
1)大学への協力
2)会員相互の活動
が富丘会の主たる活動です。今年度が一般財団法人移行初年度であり、何が出てくるか予見が難しく、新しいことにチャレンジしても経費は極力昨年並みとする努力をしようと、昨年度と同じような予算で活動してまいりました。
大学への協力では、学生の就職相談、連携講座の開催、ビジネスプランコンテスト支援、ホームカミングデーへの参加など積極的に行いました。また会員相互の活動では、会員名簿のweb化、富丘会報の配布、富丘会総会の開催、メールマガジンの発行、各地域・業種の富丘会への支援などを行いました。
大学と三つの同窓会が常盤台キャンパスで共催した10月26日のホームカミングデーは、台風が関東を通過との予報があって開催が危ぶまれましたが、日頃の行いがいい人がいたのか台風が少し逸れてくれて、ほぼ予定通りの開催となりました。朝9時過ぎ、強い雨に打たれながら道案内やバスの誘導をしてくれている人、そして実行しようと決めた人たちなど今年の実行委員、関係者に心からのお礼を申し上げたいと思います。メイン講演の相澤沢先生は、大学のグローバル化を脅威としてではなく、チャンスとして対応していくことの重要さを説かれておりました。また、豊かな教育を語る会では、小学校での児童それぞれのコンフォート・ゾーンから一歩外へ出るようなクラス作りが話されました。もっとも、コンフォート・ゾーンの大きい児童をさらに外へ出なさいというのかどうかは疑問でしたが。ビジネスプランコンテストでは決勝に残った6チームが発表をしましたが、8回目ともなるとさすがにしっかりとした発表をするものだと、自分の学生時代との差を感じたものです。さらに、グリークラブのコンサートは、OBがいかにも楽しそうにそして誇らしげに歌っていました。それにしても、現役の学生の張りのある声の若さをうらやましく感じたものです。最後に、交流会。久し振りに多くの人と声を交わしてホームカミングデーの多様さを楽しんだ一日でした。
大学の中に校友会を設立しようとの構想に対して、富丘会の評議員会と理事会は次のような意向を、工学系・教育人間科学系同窓会、そして大学へ伝えました。
"富丘会として、校友会設立は基本的に賛成する。また、将来的には現在の三同窓会が一体化することを視野に入れて考えるべきである。しかし、校友会という組織は、本来大学がその活動の主体となるべきではないかというのが多数の意見である。"
10月31日の同窓会連合の会長会で、この旨を伝達し、大学から "主体的に校友会設立に対応する"との意向が表明され、今後富丘会として、校友会の内容が充実し、富丘会の会員の皆様にとってもプラスになるような校友会設立支援活動をしていくつもりです。
寒さに向かう折、お体にお気をつけてよい年をお迎えください。
以上
2013年11月18日: 梅原 一剛