理事長便り(2019年1月)
横浜国立大学神代名誉教授を偲ぶ
昨年年末、神代名誉教授が膵臓がんでご逝去されました。
ご逝去の3ヶ月前までは、二水会、富丘ゴルフ会で好きなゴルフに興じられていて、
あれだけ元気だったのに信じられない、というのが本当の気持ちでした。
神代先生は、1932年東京に生まれ、1955年横浜国大経済学部卒業(長洲ゼミ)、
その後東京大学の大学院を卒業、1973年に横浜国立大学の教授に就任。
放送大学教養学部教授を歴任され、社会的には中央最低賃金審議会公益委員・会長、
東京都労働審議会会長などを兼務され、労働経済・年金関連の大家として活躍されてきました。
2011年には、春の叙勲で教育研究功労として、「端宝中綬章」を授章されました。
先生は大変研究熱心な方で、奥様に伺うと「いつも何かを考えているようでしたよ!」と
おっしゃっておられました。
直近では、昨年の富丘経済研究会で「働き方改革の争点」というテーマで講演されたり、
同期を中心とした勉強会「三火会」でも、精力的に議論の中心としての役割を
果たしておられたようです。(同期の清野さんの話)
また、「社会で経営層として仕事をしている人と
(アベノミクスやヘリコプターマネーについてどう考えているのか)意見を戦わせたい」と、
50ページに及ぶレポートを私宛に送ってこられた時は、大変驚きました。
まともな議論にならなかったのを恥ずかしく思いました。
ゴルフの上達にも大変熱心で、エイジ・シュートを実現したいとおっしゃり、
ベストグロス優勝を実現するなど、着実に腕を上げていました。
是非実現されることに皆でエールを送っていましたが、それも叶わぬこととなりました。
神代先生は、関内の蕎麦屋「利休庵」でよく、時間を忘れ議論したり、
美味い酒と蕎麦で楽しまれておられました。ご一緒された方は、数多かったと思います。
「神代教授を偲ぶ会」が次の通り開催されます。
お世話になった皆さんの参加をお待ちしています。
懐かしい思い出を皆さんで語りあいませんか。
大学から長谷部学長、校友会会長の杉田氏も参加されます。
日時 平成31年3月16日(土曜日)11時~14時
場所 日本工業倶楽部
(新丸ビルの筋向い、東京駅丸の内北口から1分。
Tel . 03-3281-1711)
会費 8,000円
連絡先 富丘会事務局 Tel.03-5476-0851
fukyukai-jimukyoku@nifty.com
連絡の際は、氏名・卒年・学部・メルアド
(メールを使わない場合は昼間連絡できる電話番号)を
伝えて下さい。)