2014/09/22
若手会員が参画したくなる活動を
富丘会は、現在まで「単年度で収支を合わせる」ことで運営をしてきました。
文字通り、毎年会員の皆様に払っていただく会費と会員の皆様の篤志が上乗せされた総会収支のプラスによって、単年度の全体収支をバランスさせてきました。
富丘会が会員のためになすべきことが大方のコンセンサスの下に安定的に決まっていて、長期的な構造変化を気にせずに年度の支出の成果を安心してその年度に享受出来れば、この形は今迄通り機能します。
しかし、長年の間に少しずつ進んできた環境変化、構造変化の結果、このままでは若手会員が会費を払いたくなるような活動ができなくなる、あるいはすでにその傾向が大分進展してしまうことを懸念せざるを得ません。
今般、YNU校友会が10月25日に設立されることになり、同会が富丘会に対し「校友会費と一緒に新入生から同窓会費を徴収する意向があるか」を問うてきました。
このYNU校友会の設立は、富丘会に今後の在り方を考える良い機会を与えてくれるものでした。グローバル化と大学の大衆化の中で、世の中の価値基準における大学の位置は大きく変わりました。換言すれば、この大学を出ましたというより、どんな個人であるかが問われる時代になっています。
このような時代背景の中で、富丘会の役割を再考しなければならないと考えます。つまり、富丘会の活動も、単年度ではなく、少し長期的な視野に立って若手会員のためのプログラムを優先させて作り上げ、新入生も参加できるものにしようと考えおります。
YNU 校友会は入学時に新入生から会費として2万円を、工学部系同窓会は3万円を、教育人間科学系同窓会は2万円を徴収することを計画しているとのこと。
我々富丘会は、新入生から3万円を徴収し、それに値する活動をするためのプログラムを作り、今年度中にも一部を実行に移したいと考えております。
具体的な手続きとして、9月2日の富丘会臨時理事会および7日の臨時評議員会で次のような決議をいたしました。
: 「富丘会としては、新入生の入学時に同窓会費としてYNU校友会に徴収を依頼する金額は3万円とする。当面これを10年分の会費支払と見做し、終身会費との差額は別案にて上程する」
富丘会は、YNU校友会との役割分担の中で、3万円を支払って会員になってくれた新入生に対し、3万円以上の価値があるプログラムを作り上げる責務があると考えております。
今後も会員の皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
以上
2014年9月22日: 梅 原 一 剛