理事長便り (2019年12月）

「YNU横浜経営者の会」を運営して

私は、富丘会理事長と、校友会で副会長も務めています。

校友会として、「YNU横浜経営者の会」を創設して3年になります。

横浜を起点とした有力企業の経営者の皆さんに参加いただき、そこで

大学の教授に研究テーマを発表いただくなど、共同研究の機会にできたらと考え

企画したものです。

また今年度、各企業の内容を学生の皆さんに十分理解していただきたいと思い、

授業科目名を「経営者が語るこれからの企業戦略と若者へのメッセージ」とした、

正式単位2単位付与の講座（連携講義）を創設しました。

工学部名教自然会長の永井さんの協力もあり、新しく参加した会社も入れ

15社から講師を派遣していただきました。

日輝の川名副会長に始まり、日本発条、高島屋、荏原製作所、ファンケル、相模鉄道と、

社会人の私たちも聞きたいと思う講師陣で、連携講義は順調に経過しています。

毎回課題が出され、講師の皆さんにはお忙しい中、200名近い生徒の採点をして

いただいています。

講師からの感想は、「質問があまりないのでキチンと理解しているか心配していたが、

参加票や答案内容を見ると、講義内容を良く理解しているなと感じました」

「学生の意見や気持ちを知る良い機会になった」といったものでした。

学生の方は、「漠然とした知識しかなかったが、業種の違いや、経営戦略、

働いている人の気持ちが理解できて、将来に向け有意義でした」といった声が聴けました。

この連携講義によって、大学と企業の距離が非常に近くなりました。

こうした試みが必ず大学や大学生に対する大きな支援に繋がっていくと確信しています。