2015/08/24
理事長便り
21世紀の働き方を考える
今年は格別に厳しい夏でした。日本の北国だけてなく、海外でも、例年は冷房不要のところでさえ、今年は冷房なしには眠れなかったと聞きました。こうなると、どこでも夏休みは必要なものになって来ます。
私は北海道で子供の頃を過ごしましたが、夏休みは内地の祖父母のところに帰ったものでした。当時、周りを見てもこのようなパターンが一般的で母親と子供達は内地へ帰ったりしましたが、父親が夏休みを取る習慣はありませんでした。
海外の企業で働いていた時、多くの同僚は夏休みを取って家族と一緒に母国へ帰りました。海外では私達と同じ世代だけでなく、すでに親の世代から、夏休みは家族全員で旅をしながら母国に帰って楽しむものだったようです。今から思うと、日本では20世紀の働くことが中心の生活パターンの中での夏休みで、父親は夏休みの外にいましたが、海外の同僚は親の代から、自分たちの生活の中に、その一部として働き方があったという感じがします。
21世紀の世界では、イノベーションが不可欠と言われます。新しい仕事の仕方か求められていると言えましよう。新しいやり方で新しい価値を生む。そのためには、生活のスタイルの中に、働き方を入れ込んで考える視点が重要と考えます。
夏休みは、日常から離れ、自分の生活の仕方を考える良いチャンスになります。
残暑の厳しい中、会員の皆様が体調を管理して、お元気に秋を迎えますように。
以上
2015年8月24日 梅 原 一 剛