理事長便り(2024年8月)
理事長便り(2024年8月)
日本各地で記録的猛暑が続き、線状降水帯による集中豪雨や、より狭いエリアでのゲリラ雷雨、そしてこれまでと異なる進路を取る台風の襲来等々、今や異常とも言えなくなりつつある気象変動の影響で、なかなか安心できる状況が続かない夏となっていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
そんな自然の猛威を感じる中で、熱戦の続いたパリオリンピック、甲子園での高校野球等で、自分(達)の目標に向かって真剣に取り組み、プレッシャーにも打ち克って栄光をつかむ者、目標に届かなったけれど口惜しさと反省から再チャレンジを目指す者、勝っても負けてもベストを尽くした選手たちの姿を観て、一喜一憂し感動された方も多かったのではと思います。私もそんな一人でしたが、これからのパラリンピックも楽しみです。
さて、前回もふれましたが、総会後の7月8日に都市開発事業にかかわる同窓の方たちの勉強会・懇親交流会である横浜国大(昨年富丘会から名称変更)都市開発部会が東京駅前のミッドタウン八重洲で開催されました。この都市開発部会は、富丘会で50数年前に設立され、以降物件見学会または講演会と懇親交流会とのセットで年2回開催され、デベロッパー等不動産会社・建設会社・設計事務所・公社公団・信託銀行・鑑定士・測量士・不動産コンサルタント等不動産業にかかわる様々な同窓生の交流の場として活発な活動を続けていました。コロナで4年近く休会を余儀なくされ、会消滅の危機にさらされましたが、昨年何とか活動を再開して今回3回目の開催です。
この会では、今でもメールの把握できる色々な会社・キャリアの先輩の方々と、ここ十数年以内に卒業した色々な会社の若手が参加しています。同窓ということでお互いの垣根が自然に下がって、一緒に見学や開発の苦労話を聴けたり、飲食を共にして名刺交換しながら新たな出会いを感じたりして、とても有意義な会だと若手の方々の声が上がっています。しかも、この業界には、理工学部の卒業生や人間科学部の卒業生も多く、そうした卒業生にとって、この学部を超えた同窓の集まりがあるということを知ってとても喜んでいて、早速若手会を別途開いたり、更に仲間を呼んで輪を広げようという声も聞こえています。今もこの会の幹事を続けている私は、こうした同窓の共助の世界を皆さんが知っていく中で、さらなる発展の可能性をひしひしと感じています。
また、7月27日には横浜国大会計人会総会が大学経営学部講義棟で行われました。総会では役員紹介と活動報告、会の認知を高める方策が話し合われ、その後千葉商科大学小池教授の講演もありました。昨今の会計はITと切り離せない中でどんなリスクがあるのか、実務に即した大変興味深いお話でした。この総会後には、場所を横浜駅近くに移して懇親会が行われ、会計士・税理士のほか、大学教員とそのゼミ生など、色々な皆さんが参加され、多様な実務の話や趣味の話などが飛び交い、今度ゴルフコンペをやろうと盛り上がるなど、親交を深めるいい機会となったようです。
このほかにも、監査役の会とか、法曹界の会とか、業界ごとの同窓会もまだまだありそうですし、各地にあるエリア富丘会の情報やゼミ・サークル等の同窓の繋がりも含めて、色々な同窓の輪について、今後も会員の皆様にお知らせしていけたらと思っています。