
理事長便り(2025年9月)
理事長便り(2025年9月)
暑さ寒さも彼岸までといわれるように幾分秋らしさを感じるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、良くも悪しくも大阪万博はやはり自分で体感した方が良いと思いなおし、新学期が始まる9月1・2日に行ってきました。入場者数は、13万人強でかなり混んでいましたが、直近の駆け込み来場で20万人を超える日が続いているのを見るとまだよかったのかもしれません。でも、パビリオンの事前予約は、7日前と直前予約にトライしましたが、一日1館ずつのみでしかも人気館は当たらずで、期待感は少なめで暑さもあり無理せず自然体で臨みました。結果は、予約なしで入れるパビリオンも多く、国、企業、コンセプト館で十数館は見られましたし、大屋根リングからの夕日や夜景、噴水ショー等々結構楽しめました。ただ、最先端のテクノロジーから垣間見える夢ある未来の姿とともに、2050年には、海の中の魚の数よりも汚染プラスチックの数の方が多くなり、魚や人体への影響が計り知れないというメッセージは強く印象に残り、私たちが子孫のために何をすべきなのか、色々と考えさせられました。
9月にもかかわらず、下旬まで真夏日や猛暑日が記録される中、日本で久しぶりに開催された世界陸上の中での各国選手の記録も更新される素晴らしい姿を観ることができました。と同時に、けが等の影響で自分のベストを出し切れず悔しそうな選手や、ベストを出しても世界の壁を破れず次回までのさらなる進化を誓う選手等々、アスリートたちの努力や思いにいろいろな感動をもらいました。また、大谷選手のおかげで、えらく身近になったMLBでも試合ごとに一喜一憂させられましたが、いよいよポストシーズン突入で、楽しみは続きます。
さて、大学関係では、17日に大学の後期卒業式・大学院修了式が開催され、3同窓会の長の一人として参列してきました。総数121名、うち52名が留学生の卒業生・修了生が参加して、母国それぞれの衣装での参列者(ご家族含む)の華やかな姿も見られました。梅原学長からは、最近の自国第一主義、排他主義は、短期的には良くても長期的には良い結果をもたらさない。自他の違いに気づき、お互いの理解と尊重の気持ちが大切で、人と人、国と国を繋ぎ続け、未来を拓く世界課題解決に貢献できる人になってほしい等の贈る言葉がありました。これから社会に出て、横浜国大の同窓の繋がりも大切にしつつ、輝く人々になってくれるよう心の中で祈るばかりです。
また、18日には臨時理事会で100周年記念事業の検討中間報告をして、いろいろな意見交換から最終的な方針を固めつつありますが、これは来月以降にご報告させていただきます。
その他22日には、現在休会状態の北海道富丘会再開準備メンバーで、WEBミーティングを行い、東北富丘会及び横浜国立大学OB会と同様に、今年度中の活動再開の準備が整ってきました。これからが、楽しみです。
来月の10月23日(木)18時半~大手町の3×3Labo Future(さんさんラボフューチャー)にて幅広い世代向けの「富丘会会員のための講演交流会」が開催されます。講演タイトルは、「変化の時代に挑む、イントレプレナー(社内起業家)の姿とは」、講演者は、藤本浩佐氏(POCKETALK 副会長/ソースネクスト株式会社 前 取締役 専務執行役員)です。ご興味のある方は、下記のリンクからぜひお申し込みください。よろしくお願いいたします。
https://fukyukai.or.jp/information/event/id/1159/