理事長便り(2026新年号)
理事長便り(2026新年号)
心新たに2026年を迎えましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
元旦の日経新聞では、2010~2024年ごろに生まれた20億人といわれる若者の世代「α(アルファ)世代」の未来について特集されていました。Z世代の次に位置する彼らは、幼いうちからAIやSNSと育つ真のデジタル世代で、AIを駆使して、経済でも政治でも新時代をリードする役割を担うと言われています。民主主義や資本主義の矛盾がもたらした格差・分断・排斥・気候変動等の山積する難題の解決を彼らに託し、α世代の声としての「一人ひとりが個性を生かせる自由な世界をつくりたい」という希望の実現を、私も願いたいと思います。ただ、そのためには、AIの過去からの事実認識・歴史認識が歪められることなどない正しいものであることが肝要だと思いますが。
一方、現実の旧世代で最高の力を持つトランプ大統領の言動を見ますと、世界大戦後の歴史の中で築き上げてきた国際法の下での問題解決や世界協調の仕組みを一切無視して、力による解決を公言実行していく姿に、いわば帝国主義の復活⁈、3大国による世界分割⁈をも想起させ、いったい世界はこれからどのように進んでいくのか?その中で日本はどのように巻き込まれていくのか?不安を感じざるを得ません。歴史を見れば最後は力しかないという声も耳に入りますが、その結果は勝者の欲求達成の喜びと、敗者の悲しみ・苦しみ・喪失等しかない気がします。ですから、難易度の高いものですが、多寡の相違はあっても双方とも救われるという理想の解決を追求するリーダーが出てこないのか?と思わざるを得ません。
話は、少し変わりますが、NHKの知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の「巨大噴火が日本人を生んだ⁈」という番組からも、興味深い学びがあったので、ごく簡単に触れます。日本の国土面積は世界の0.3%にもかかわらず、火山噴火回数は約10%、地震回数では約20%を占めるそうです。日本民族は7300年前に鹿児島沖で起きた世界最大規模の鬼界カルデラ噴火をはじめとする数多くの生死を分ける大震災を経験する中で生き延びてきた民族ともいえるそうです。日本民族の遺伝子には、セラトニンという幸せホルモンを出した後回収して再生産できるセラトニントランスポーターという遺伝子保有率が低く、結果として幸せホルモンが少なく、不安に思いがちな人が60∼90%いるといわれています。これは、災害時に生き残る術として仲間の状況の察知感度に優れ、協調して助け合える、集団行動に向いた特性だそうです。と同時に、いつ来るかわからない不安をくよくよせずに、四季そして今を楽しむ行動も生まれたそうです。これと反対に、欧米人はセラトニントランスポーターを多く保有し、幸せ感を多く感じ、自己肯定的で他社への気配りはあまりせず、自信をもって自分中心的な行動する人が多いそうです。これを聞いて、思わずトランプを思い浮かべました(笑) 実は、こうした民族的なDNAの彼我の差が、マネジメントスタイルや行動の違いにもつながっているというお話を、偶然にも14日のL&T会で、横浜国大の横澤教授のお話でもお聞きしました。ただ、こちらの詳しいお話は別のご案内に託します。
これまで、年初から感じたことを述べてきましたが、仲間を思いやり助け合える日本人的特性は、私たちの同窓会活動に向いているのかも⁈と改めて感じております。また、少しシリアスな話ばかりでしたが、ポジティブに明るい話を考えると、今年は、冬季オリンピック、WBCそしてサッカーワールドカップという大きなスポーツイベントが続きます。スポーツは国旗を背負ってベストを尽くした戦いをしますが、勝っても負けても終了後は、お互いを認め合い良き仲間にもなれる素晴らしいものです。今年もスポーツの良さ、面白さを満喫しながら、日本チームを皆んなで応援したいと思っています。
昨年末にもお話ししましたが、今年は4月に富丘会設立99年目に入ります。いよいよ100周年に向けて様々な準備活動が佳境に入り、記念事業もできることから実施していきます。これらの業務は、ボランティアの限られた現状のメンバーだけでは、なかなか大変で思うように進められない状況が続いています。メルマガやホームページをご覧になった方で、手伝ってあげようとか、面白そうでもあるから参加してみたいとかの思いが少しでもよぎった方は、是非事務局にご一報いただきたいと思います。ご連絡をお持ちしています。
本年もこの富丘会活動にご理解とご支援を賜りますよう改めてお願いいたします。




