理事長便り(2026年2月)
理事長便り(2026年2月)
新年を迎えたあと、寒い冬がもう2か月近くが過ぎようとしています。ただ、3連休には春一番が吹くどころか、5月初旬の陽気にもなりました。それまでは首都圏に30年に1度の渇水状態が続いていて、一部の川では川底まで見える状況でしたが、連休明けにまとまった雨が降りました。この後も水がめエリアへのしっかりした降水をもたらし、これから先の農産物の作柄への影響や取水制限等への心配がなくなることを祈るばかりです。
政治の世界では、2月8日に、総選挙で高市自民党が歴史的大勝利をつかみましたが、「私は働いて、~~」の連呼宣言と責任ある積極財政方針等に基づき、今後官民挙げてどう国力を上げていく施策を打っていくのか、注視していきたいと思います。
また、ミラノコルティナ冬季オリンピックでは、日本人アスリートたちの活躍=史上最多の24個のメダルを獲得する姿を観ることができました。中でもフィギュアスケートの“りくりゅうペア“のショート演技での失敗の絶望から、諦めてはいけないことに気づき、1日後のフリー演技で自分を取り戻した木原君と璃来ちゃん二人で、完ぺきな演技で自己ベストを上回り史上最高点を獲得して優勝したことは誰もが感動したと思います。LIVEで観ていていつの間にか涙が流れてきたのには驚きました。それと同様かそれ以上に、競技1か月前に何か所も骨折する大怪我を負いながら、その痛みをこらえ再度の転倒等による致命的な大怪我の恐れも克服してオリンピックに出場し、しかも今まで以上の高難度の新技まで挑戦した平野歩夢君の姿には、結果は7位であっても、本当に驚き、心から敬意を抱かずにはいられませんでした。このオリンピックでの経験の後、次回への挑戦を誓いリスタートする者もいれば、自分としてやれることをやったので後進の育成に向かう者、新たな道に心を向ける者等様々な人がいると思いますが、努力と挑戦を続けられる人たちに必ずや幸あることを信じたいと思います。
さて、1月下旬からの富丘会のイベントですが、20日富丘経済研究会での武者陵司さんによる「2026年の経済と市場展望」というこれまでと異なる視点のとても刺激的な講演、25日友松会の新春の集い、28日二水会での横浜国大総合学術高等研究院のダニエル・アルトゥーロ・ヘラー特任教授の「電気自動車(EV)とソフトウェア次第の車両(SDV)の到来:トヨタの生産技術はEV-SDVに役立つか」という興味深い講演、2月7日東海富丘会総会・名教自然会の東海エリア総会と社会科学系・理工系の合同講演会で、母校のOBの河合辰信氏が社長である有楽製菓のチョコ菓子ビックサンダーにまつわる面白い講演、2月16日富丘経済研究会での新津研一さんによる「宇宙ビジネスと地域活性化:和歌山・スペースワンの挑戦」というロケット観光確立にむけた講演等々数多くの講演会が開催されました。これらは、詳しくお伝えしたいものばかりですが、それぞれ今後別稿が出る予定ですのでそちらにお任せすることにしたいと思います。
それ以外に最近活発化しているイベント2つをご紹介します。一つは2月12日に事務局で開催されたLT会です。今回は教育学部を卒業され、現在は一橋大学大学院博士課程(後期)に在学中の山本早希さんに、『学術文献で読む、キャリア・トランジッション』をテーマにお話を頂きました。ご存知の方は多くないかも知れませんが、教育学部を卒業され一般企業で働かれている方には10年ほど前から富丘会への加入が認められています。山本さんもそのお一人で、教育学部をご卒業後一般企業へ入社され、富丘会へも加入して頂いております。当日は、山本さんご自身が何度もの転職を経験されて、多様な組織で働いてこられたご体験をベースに近年当たり前になってきている転職についてお話しをいただきました。その会には、昭和の時代に大学を卒業して転職の経験が全くない方から、卒業10年間で転職7-8回経験された方、また現役の学生で将来は学者を目指している方と、多くの方が参加され、時代の変化を感じさせるテーマであっただけに質疑応答も大変活発なものとなりました。
もう一つは、2月14日の一昨年から始めた学生向けOBOG交流会です。全学部対象の学生40名強と中堅若手世代中心OBOG20名強が参加し、就活の基礎講座や簡単なパネルディスカッションの後、着席グループ別・希望業種別交流で各自の知りたいことを自由な質疑応答も含めた交流ができ、終了後有志も参加した懇親会も含め、とても満足度の高いアンケート結果となった会を開催できました。
富丘会としては、これからも、学生会員から一般会員にとって有用な会と感じていただけるよう様々なイベントにさらに工夫を続けていきたいと思っています。




