横浜国立大学社会科学系同窓会

富丘会活動・報告

湘南富丘会 - 2024/05/28

第10回湘南富丘会総会・講演会が開催される

 今年度の湘南富丘会の総会は5月11日(土)、「湘南ヘルスイノベーションパーク(略称:湘南アイパーク)」で開催された。参加者は22名で、校友会会長 宮田芳文氏、富丘会理事長 櫻木政司郎氏(当会副会長)も同席した。会場の案内は横浜国大(以下「YNU」と略す)の下野誠通・理工学部準教授にお願いした。同准教授は早大理工学部、慶大理工学部を経て平成21年(2009年)YNUに着任した。現在医工連携(工学部門と医療部門の連携研究・開発)担当をするとともに、湘南アイパーク拠点とする次世代ヘルステクノロジ研究センター長も兼務する。また常盤台のキャンパスでも講義を受け持っているので多忙な日が続く。
 当日はYNUの「サテライト」(※)内でプロジェクト全体につき講義と説明を受けた。現在は緒に就いたばかりで具体的成果はまだ出ていないようだが、近い将来を期待したい。
(※)「サテライト」は空港の航空会社別窓口・事務所を想像するとよい。全体では多数の研究団体が所属しているので、その中に自己の研究室・作業場・講義室(映像機材付き)が確保されている。各団体はその「サテライト」を拠点として活動することになる。YNUは他の団体・企業よりも広い場所を占有している。
 東海道線の大船駅と藤沢駅とのほぼ中間点に立地するこの研究所は当初武田薬品工業の研究所として発足した。後に他の団体(大学等)や企業も多数参加して、現在に至っている。広大な敷地内には随所に緑地帯があり、潤いを感じさせる。YNUは敷地内に約10,000平米の土地(当初職員の住宅用地として取得した)を所有しているのでの前述の通り有力団体として参加している。
 この研究所付近の藤沢市東部の村岡地区には近々東海道線の新駅の設置が決定しているので早晩大規模な再開発が期待できる。同時に隣接する鎌倉市深沢地区(現在モノレールの駅があり、旧国鉄の所有地)の再開発も着手される見込みで、目下のところ鎌倉市役所の庁舎をここへ移転することにつき活発な議論が行われている。
 この村岡地区を列車で通過する度に車窓から数秒間眺めることにしているが、この開発計画が全て完成・終了するのは5年先か10年先か当事者でもまだよく把握できていないようだ。自分の寿命を勘案すると完成を見ることはまず不可能だろうかと思いながらも、YNUの卒業生でかつ藤沢市民である筆者は深い関心を持っている。
 湘南アイパークの行事を終了し、一同は路線バスでJR藤沢駅前に移動、懇親会の会場に向った。ここでは出席者の一人ひとりが自己紹介、そして親睦を深めて閉会の時刻となり、次回の再会を申し合わせて解散した。

(文責:石川勝之助 1961年経済卒 湘南富丘会会長)

 ⇑ 下野誠通先生から湘南アイパークの全体像について説明を受ける

 ⇑ 総会及び講演会の終了後、出席者全員による記念撮影

 ⇑ 藤沢駅前の中華レストラン「煌蘭」で和気あいあいの懇親会

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