第８７回富丘会総会のお知らせ（２） -実行委員長より-

　第８７回富丘会の総会は、６月１５日（日）に横浜ベイホテル東急にて開催されます。今年の総会は、１９８５年（昭和６０年）卒業の私たちが実行委員を担当させていただきます。バブル経済に入っていく１９８５年（昭和６０年）に横浜国大を卒業して３０年が過ぎようとしています。実行委員を担当させていただくこの機会に久々に訪れた母校の木々の成長が、バブル経済、その崩壊と失われた２０年という時の経過を改めて感じさせてくれました。

　私たちは、富丘会総会が、未来に向けて横浜国大の輪を拡げ、そしてその輪を強める良い機会になることを願い、また、少しでも母校に恩返しできればと思っております。より多くの卒業生・現役の皆様が、総会にご出席いただき、有意義なお時間を過ごしていただくお手伝いができれば何よりです。先輩から引き継ぎました襷（たすき）をその重みを感じながら次の代にしっかりと引き継いでいきます。

　第８７回富丘会の総会のテーマは、「継（つ）ぎへ～転機に輪を紡（つむ）ぐ～」としました。このテーマは、私たちが今感じています時代背景とそのような時代での横浜国大の同窓の大切さを表しています。２０１３年（平成２５年）は、世界経済、日本経済ともに、経済施策、企業の構造改革等により、長期化する経済の停滞からしだいに景気の回復を取り戻してきた年であったと思います。２０１４年（平成２６年）は、その景気回復を未来に継いでいく時ではないか、景気が好転する転機の時ではないかと期待も込めて感じています。そして、そのような明るい将来に向けての転機の時こそ、自分たちのルーツである横浜国大の輪が大切だとの思いを込めています。

　記念講演は、日本公認会計士協会会長及び国際会計士連盟会長を歴任しました藤沼亜起（ふじぬまつぐおき）氏をお招きします。藤沼氏には、「グローバル経済下での会計・監査及びコーポレートガバナンス」と題して、自ら公認会計士として国際化に身を置いた経験を踏まえて、日本の今後の企業社会や金融・資本市場のグローバル化についてご講演をいただく予定です。藤沼氏は、現在、中央大学教授であるとともにIFRS財団評議会の副議長、金融庁企業会計審議会の臨時委員、東京証券取引所の外部取締役等の重責を務められおり、最新の情報等、興味深いお話が伺えるのではないかと期待しています。

　実行委員一同、皆様のご健勝とご多幸を祈念し、６月１５日（日）により多くの皆様にお会いできることを心よりお待ち申し上げております。